『オウルビュー』のQ&A
【Q1】
■『オウルビュー』のような「LED照明と防犯カメラが一体になった製品」は他にないですか?
<A1>
これまで2,3製品ありますが、電波法や映像取込み方法の課題が残っていました。そのため設置される場所が限られたり、わざわざ独立ポールを立てたりする必要があり、初期費用もランニング費用も高価なものでした。『オウルビュー』は防犯灯の要領で設置するだけで防犯カメラも作動します。映像の取り込みも“IRキー”と“オウルビューID”が揃えば容易に取り込めます。その点で“これまでに無い防犯カメラ一体型LED防犯灯”となります。
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【Q2】
■レンズが親水コートの為、メンテフリーとの事ですが、コーティングは3年くらいで効果がなくなるという印象がありますが、何年くらい持ちますか?
<A2>
レンズではなく、レンズカバーに親水コートを施しています。
Panasonicのようなドーム型ですと面積が大きい為3年持つか持たないかですが、『オウルビュー』は小さく、面積が小さい為、5年持つと考えています。車載用バックカメラの親水コートは凡そ5年の耐久性が出るよう製造されています。
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【Q3】
■レンズ以外の例えばカメラ本体のメンテナンスはどのように考えれば良いですか?定期メンテナンス無しで、壊れたら修理・交換ですか。
<A3>
トラブルが出るまではメンテナンス無しとお考え下さい。
トラブルが一番予測されるのは産業用マイクロSDHCカードです。90,000回の書換に耐えうるSLCメモリを使用した産業用とはいえ、連続で書き込む(市販のものは3,000回の書換)ことや、過酷な環境を考えれば、3年を目処に、一度メンテナンスを掛けていただいた方が良いかもしれません。
壊れたら有償修理です。センドバックで代替品の提供はしません。但し、設置から1年以内の故障は、弊社製造責任によるものに限り、無償交換の対象です。1年を経過したものについては、センドバック修理の対象とし、5年間は有償修理の対象期間とします。
6年目以降は、部品の在庫・修理部品の調達困難などから、
保障に含んでいません。6年目以降は修理の対象からも外れます。ただ誤解しないでいただきたいのは、これから5年以上販売していく中で、5年後に販売した『オウルビュー』の保障は、結果的に10年後まで続くことになります。従いまして、現在販売している『オウルビュー』については、実質10年間以上故障修理に応じることになります。
但し、その期間中であっても、部品のEOL(生産中止)にあたり、ラストバイで可能な限り確保しますが、H.264エンコードICや、CPUなど構成部品について、なくなり次第で保証を打ち切る場合もあります。
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【Q4】
■SDカードはハギワラシスコムSDHC限定ですか?
<A4>
現状、ハギワラシスコムのSDHCカードのみです。Panasonicにも産業用SDHCカードはありますが、価格が高いこと、故障時の対応の悪さ、情報提供の遅さと範囲の狭さから、採用を見送っています。
SDHCカード(別売)は基本的に組み込んで出しますので、製品の形態上、支給品は使用できません。認定品以外を使用する場合は、販売店責任で行ってください。弊社以外が分解した時点で、保証期間は切れます。
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【Q5】
■32GB 産業用マイクロSDHCカード32GBは例えば64GBを組み込む事も可能ですか?
<A5>
現在、64GBの産業用マイクロSDHCカードは、発売されていません。厳密には、SLCチップを用いた書換回数が90,000回の仕様の産業用64GBマイクロSDHCカードが発売されていないという意味です。
現状で、MLCチップを用いたマイクロSDHCカードは出ていますが、書換回数が3,000回程度と非常に少なく、書換保証期間が1年ありませんので推奨することはできません。
市販されている一般的な64GBマイクロSDHCカードを組み込んで、長時間使用に踏み切ったテスターもおりますが、ある意味「見事に」、『オウルビュー』のメモリ書込エラーが発生しています。
メーカー推奨品は、ハギワラシスコム製32GB産業用マイクロSDHCカード(SLC・Class 4)です。SDHCカードは製品に組み込んで出荷しますので、64GBカードを組み込む為にケースを開けた時点でメーカー保障は消滅します。
尚、容量についてはもしも7日間という要求があった場合は、
1280×720解像度を選択して、5fps/768Kb/sで録画する選択をすれば、10日弱の録画が可能になります。解像度を落とす選択が可能なのであれば、良い選択肢になるものと存じます。
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【Q6】
■画像データの暗号化という要求は出てませんか?
<A6>
出ておりません。データの暗号化は、データをネットワーク経由でダウンロードする、例えばT社製の監視カメラ付LED防犯灯や、K工業製などでは標準搭載されています。
上記2機種は、「Wi-Fiが常時ON」なため、ハッキング対策として、Wi-Fiの電波の暗号化やパスワード保護、それでは飽き足らずに、映像に対するパスワード保護(スクランブル化)を搭載するようになりました。
『オウルビュー』は、「Wi-Fiは常時OFF」ですので、ハッキングされる可能性は全くありません。そもそも電波を出していないので、ハッキングすることは物理的に不可能です。
バットなどの道具を用いて、『オウルビュー』を物理的に入手し、分解を行ってしまえば、マイクロSDHCカードを取り出し、
H.264圧縮のAVI映像データは、簡単に再生することができますが、現実的には約5mの高さに設置された『オウルビュー』を、長い竿状のもので叩き落すことは、構造上の問題でほぼ不可能です。ショートでも起こせば、マイクロSDHCカードの中にあるデータも損失します。