不法投棄対策として
【不法投棄の現況は・・・・・】
環境省発表では、廃棄物処理法の累次の改正による規制の強化をはじめ、不法投棄等の未然防止・拡大防止のための様々な施策の実施等により、産業廃棄物の不法投棄等の新規判明事案の件数は減少してきています。
また、これら新規判明事案で、現に支障等があると報告されたものについては、都道府県等により、支障の除去又はそのおそれの防止措置(以下「支障の除去等」という。)、周辺環境モニタリング、状況確認のための立入検査等の措置が講じられているか又は講じることとされています。.
しかしながら、5,000トン以上の大規模な不適正処理事案は新たに2件判明し、5,000トン未満の規模のものを含めると、全体では159件の不法投棄、159件の不適正処理が新たに判明したと報告されており、いまだ不法投棄等の事案を撲滅するには至っていません。.
一方、不法投棄等事案の残存件数は2,564件となっており、現に支障等があると報告されている110件については、支障等の状況により、支障の除去等、周辺環境モニタリング、状況確認のための立入検査等の措置が講じられているか又は講じることとされています。
そのうち、現に支障が生じていると報告されているものが9件、現に支障のおそれがあり、防止措置を講じると報告されているものが101件あり、できる限り早期にこれらの措置が実施され、完了することが必要です。.
また、現在、支障等調査中と報告された事案が39件となっており、早急に支障等の状況を明確にした上で対応が必要です。
さらに、現時点では支障等がないと報告された2,415件についても、必要に応じて、定期的・継続的な状況確認を行い、支障等の状況に変化が生じた場合には速やかに必要な対応ができるようにしておくことが必要です。.
なお、支障の除去等が完了した事案については、残存事案から除外されることになりますが、廃棄物の全量撤去以外の措置が実施された事案については、その後の土地利用において土地の形質の変更(廃棄物搬出含む)等がなされた場合には新たなリスクが発生し得ることから、廃棄物処理法に基づく指定区域に指定する等、別途関係者間で情報共有及び管理を行っていくことが重要です。.
【意外ですが、身近な問題として・・・・・】
不法投棄とは反対に、捨てられたゴミの持ち帰りも問題となています。特に“価値のあるゴミ”の不法な持ち帰りです。
捨てられたゴミの持ち帰りは、場合によっては窃盗罪にあたります。
窃盗とは、他人の占有にある他人の者を窃取する行為です。占有とは大雑把に言うと所持(事実上の支配)にあることです。
捨てられたゴミは元所有者の占有にはありません。ですが捨てられたゴミの占有が第三者への占有、例えばゴミ捨て場の管理責任者へ移転する場合があります。すると、捨てられたゴミの持ち帰りはゴミ捨て場の管理責任者に対して窃盗罪の罪責を負います。
第三者へ占有が移転したかどうかは、第三者の管理態様にもよりますが"一般人がその場所へ出入り可能でない"場合に移転したと考えるようです。
刑法の教科書の例題だと、所有者の占有にない場合、運行中の電車の中の網棚上に存置されている荷物は遺失物扱いになりますが、電車が倉庫に停車していて電車内への進入が一般人にとって困難な状態であれば、一般人の出入りが可能でない状態=電車の管理責任者である電鉄会社に占有が移転する、と考えられています。
本件ですと、皆がフツーにゴミを拾っているようなので、一般人の出入りが比較的容易な場所にあり、第三者の管理態様が甘い感じがします。
その場合は、窃盗罪ではなく遺失物横領罪(占有離脱物横領罪)の罪責の問題になります。
そのゴミが遺失物であれば上記の罪にとわれます。一方で元の所有者が所有を放棄して捨てたのであれば刑法上の罪にはとわれません。
このように、ゴミ捨て場の状況によっては窃盗になったり遺失物横領になったりします。。
【マンションでは・・・・・】
ゴミ捨て場のルール違反やマナーの悪さはマンションの資産価値を下げる事に繋がります。またゴミには個人情報(電話番号・フルネーム・住所・クレジット情報etc)などを狙ったストーカーによる犯罪も少なくありません。防犯カメラ・監視カメラの存在によってこのような様々なトラブルから未然に防ぐ事ができます。
【そこで活躍するのが『オウルビュー』です】
「ゴミ捨て場」や、ゴミ捨て場ではない「ごみの捨てられそうな隠れ場所」には、大抵の場合“明かり”もありません。
「明るくすればゴミを捨てる人も、ゴミを拾う人も躊躇する」ということで、照明を設置するところもあります。
ただ、明るくしたことで、“ゴミを拾う人”には好都合になったりもします。「やっぱり防犯カメラか!」と、改めて防犯カメラを設置するのも難儀なものです。
そこで『オウルビュー』なのです。
電源さえ引いてあれば「LED防犯灯」と「防犯カメラ」が同時に設置されるのです。
その効果のほどをお試しいただいては如何でしょうか!
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