防犯カメラ一体型LED照明『オウルビュー』ブログ
2015.09.24
『安全カメラ作動中』に込められた思い。
防犯カメラは、ある程度“どこにでも”あるようになりました。
先日もテレビの“防犯カメラ特集”で、「2時間買い物に外出した主婦がどれだけ防犯カメラ写るのか”みたいな実験をしていました。そうしたら、実にほぼ2時間の行動をカメラが捉えていました。勿論、いろんな場所の防犯カメラを繋ぎあわせて、一連の行動が把握できることになる訳ですが、私の視点から大事な要素を再認識しました。
①録画映像に、正確な時間が記されること。
②映像を確認することが出来る人は限られた人であること。
犯罪や事件確認の場合、時間軸が正確でなければ証拠として成立しないため、正確な時間が不可欠となります。今回の実験の場合でも、時間が分からなければ、一連の行動に整合性がつかなくなります。
また、やたらと誰でも映像を確認できることになれば、プライベート保護の観点から問題も生じます。今回のテレビ特集とはいえ、テレビ局の人による映像確認はさせてもらえなかったようです。(唯一個人持ち主のカメラだけ見させてもらっていましたが)運用上で映像を見れることになっている人が確認して判断したものでした。正しいことだと感心しました。
当初、企業ビルや大規模・小規模商業ビル、高層マンションなど、大規模建造物の監視を目的として普及し、その後、商店街などの公共の場へ広がり、現在は一戸建て個人宅の駐車場などにも普及しています。
防犯カメラが使われる場所は、かなり広範囲にわたってその使用目的が認知されてきたと言えます。
世界に目を向けると、監視カメラ大国はイギリスで、全土に420万台の防犯カメラが設置されており、日本を含むアジア諸国の合計数が300万台ということを鑑みると、イギリスの設置台数の多さがいかに突出しているかが分かるでしょう。
そこに暮らす人々が、防犯カメラを「防犯上必要なもの」と捉えるか、「監視されているもの」と捉えるかで、今後の日本の防犯カメラ事情は動いていくものと考えられます。私たちは普段、特に意識しないで生活している中でも、防犯カメラは24時間活動しております。これは裏を返せば、犯罪者たちは24時間、犯罪行為を抑止されていることになります。
イオンの店内に防犯カメラが多数設置されていましたが、“お客様の安全を守る”ことが目的であるため『安全カメラ作動中』と看板が掲げられていました。『監視カメラ作動中』よりも遥かに気持ちの良い思いがしました(^^) 同じものを設置するにしても、相手に与える印象は言葉によって大きく変わります。皆様はどちらの方が良いと思いますか?